心の病気は自覚がない内に症状が進行し、異変に気が付いたときには命にかかわるような事態に発展することもあります。詳しい患者数や自殺者数をもとに、うつ病の早期受診が大切な理由をお伝えいたします。
メンタルクリニックいたばしでは、常に対等な立場でお話をさせていただくことにより、患者様と信頼関係が築けると考えています。目線を合わせて、精神や心と向き合うことで、人間対人間という感覚で接します。当院のすべての診察室で、患者様と治療者の椅子が同じであることも、この治療方針がもとになっています。決して「治してあげる」と言うような一方的な働きかけとならないよう、患者様を「社会的存在であるひとりの人」ととらえています。
精神病というと、大人がかかるイメージがあるかもしれませんが、子どもでもうつ病などの精神病にかかります。しかしながら、子どもを対象にした精神科(メンタルクリニック)は少ないのが現状です。当院では、児童・思春期のお子さんも診察しています。カウンセリングの他に症状をうまく言葉にできないお子さんのために、遊戯療法や箱庭療法も取り入れています。また、お子さん本人が病院に行きたがらない場合は、ご家族からの相談のみでも受け付けています。
当院の2階に、デイ・ナイトケア施設(保険医療適用施設)とリワークプログラム施設(保険医療適用施設)を併設しています。就学や就労、復職をめざす方を対象に、社会復帰や復職支援のためのさまざまなプログラムを行っています。精神病は再発の多い病気です。治したら終わりではなく、再発を繰り返さないためにも、こういった施設での訓練が患者様のためになると当院では考えています。
※メンタルクリニックいたばしは、うつ病リワーク研究会の正会員施設です。うつ病リワーク研究会とは、うつ病などで休職する方の職場への復職支援を行う全国の医療機関の集まりです。うつ病の復職支援に関する研究活動や啓発活動を行っています。